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昔は遡上する川が黒く見えるほど
たくさんいたししゃもですが、
子持ちの雌の乱獲が続き
今では高級魚になってしまいました。
雌の人気が高いですが、
味は雄の方が良く、高値で取引されます。
産地では刺身や寿司でも食されます。
残念ながら鮮度落ちが早いので
一般に流通していない、
ひと月だけの秋の風物詩となっています。
今回はそんな
「ししゃも」の漢字、旬、保存方法
をまとめました。
「ししゃも」ってどんな魚?漢字は?
居酒屋でも人気のある「ししゃも」ですが、
もしかしたら
ししゃもではないかも知れません。
スーパーでよく目にする
「ししゃも」のほとんどは
カラフトシシャモです。
現在流通している「ししゃも」の中で
本物のししゃもは一割以下です。
ししゃもは北海道の
太平洋沖にしか生息しておらず、
近年はその数も急激に減っています。
そこで、
同じキュウリウオ科の仲間のカペリン
キュウリウオ属のキュウリウオ
カラフトシシャモ属のキャペリン
が「ししゃも」として売られています。
ちなみにキュウリウオはキュウリに
似た香りがするのでこう呼ばれます。
ししゃもは柳葉魚と書きますが、
これはアイヌの神話がもとになっています。
「食べ物に困った人間を助けるため、
神が柳の葉を川に流して魚に変えた」
「川に落ちて流れていく柳の葉を
神が憐れんで魚に変えた」
と諸説もありますが、
アイヌ語の
susu(スス)=柳
ham(ハム)=魚
が語源です。
ししゃもの旬や保存方法は?
ししゃもの旬は11月です。
ししゃもは回遊魚で、
10月半ばから11月終わりにかけて
産卵のために北海道の太平洋沿岸に集まり、
特定の川を遡ります。
産卵を控えた雌は子持ちししゃもと呼ばれ、
ぷちぷちとした卵の食感が好まれます。
子持ちししゃもが獲れるのは
晩秋の一時のみ。
まさに期間限定旬の味覚です。
カぺリンは雌だけが流通していますが、
ししゃもは雄の方が身の味は良く、
雄の干物も売られています。
干物全般に言えることですが、
ラップをして冷凍保存袋に入れて
冷凍保存します。
保存期間は3週間です。
使う時は解凍せず、そのまま焼きます。
解凍するとドリップが出てしまい
味が落ちるので気をつけましょう。
では、
この旬にお勧めのレシピも見てみましょう。
・ししゃもの南蛮漬け
カぺリンでも美味しくできます。
ししゃもはフライパンに
オーブンシートを敷いて焼くと
こびり付かずに焼けて後片付けが楽です。
ししゃもをこんがりと焼いて、
熱いうちに南蛮酢
(煮切り酒:ポン酢=1:1、赤唐辛子)
に漬けます。
短い期間で食べられるししゃも、
秋にはぜひ食べたい魚ですね。
この記事の監修者

- 調理師の免許を持っている料理、食べることが大好きな私です。皆さんから「このレシピおいしかった!こんな食べ方あるんだ!」などの暖かいコメントに喜んでいます。
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