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お盆に仏様に供えたり
あんみつなどのお菓子にも登場し、
みなさんがよく目にする「白玉団子」
私は保育園のころに白玉団子を
作った覚えがありますが、
詳しくはよく知らない
という方も多いと思います。
つまり保育園でも作れる実は
とても簡単なレシピということです!
今回は白玉団子の作り方や
アレンジレシピに合わせて、
白玉団子を出す時に
言いたくなる雑学も紹介します。
目次
白玉団子とは?
白玉団子と聞くと月見団子のような
「白い玉の団子」だと思う方も
いらっしゃるかと思います。
実際は白玉粉という
団子の粉を使って作った団子のことです。
今ではおしるこやかき氷に添えたりしますね。
江戸時代には白玉団子が
登場していたと言われており、
夏の定番のスイーツだったようです。
団子の名前由来は?
白玉団子に限らず「団子」の由来は
諸説あるのですが、
平安時代の書物に登場しています。
鎌倉時代の書物に出てくる唐(中国)の
お菓子が現在の団子の原型
だと言われています。
それまで「団喜」などと言われていたのが、
室町時代には「団子(だんご)」
と呼ぶようになります。
江戸時代になると、
庶民には白玉団子を筆頭とする団子
が行楽などのお菓子として親しまれ、
農村地域では保存食としても食べられていました。
団子はお菓子だけではなく、
保存食としても利用されていたんですね。
ではまず、
通常の白玉団子の作り方
を紹介したいと思います。
白玉団子の作り方は?
□材料(2人分)
白玉粉:約100g
水:大さじ5杯
□作り方
1.白玉粉をボウルに移し水を
少しずつ加えていきます。
(最初は3分の2くらいの量)
白玉粉と水をよくまぜこねます。
手を濡らしながらこねると
うまくいきますよ。
よくまとまって生地が
まるまれば出来上がり。
2.次に丸めて団子にしていきます。
お好みのサイズにまるめます。
硬さは耳たぶくらいにしましょう。
そして団子の表面はなめらかに作ります。
3.団子ができたら鍋でゆでます。
鍋でたっぷりのお湯を入れ沸騰させます。
沸騰したら中火にして団子を入れます。
4.団子が浮き上がってから3分ゆでます。
ゆであがった団子はボウルに入れ、
水で冷やします。
5~10分ほど冷やし表面の水分を
除いたらできあがり!
お好みで黒みつやきな粉を
かけてお召し上がりくださいね。
では、次にアレンジレシピも
紹介していきます。
アレンジレシピ「白玉inフルーツポンチ」!
あのフルーツポンチに白玉団子を入れます!
色もカラフルにアレンジ。
野菜ジュースを使うので簡単にできますよ。
□材料(2人分)
白玉団子
白玉粉:約100g
水・野菜ジュース:各100㏄
フルーツポンチ
果物(缶詰でも可):適量
サイダー:400㏄
□作り方
1.水と野菜ジュースをそれぞれ
白玉粉と混ぜ合わせ白玉団子を作ります。
2.白玉団子をゆであげ、
水で冷やしておきます。
3.果物は食べやすい大きさに切り、
白玉団子とともに器に盛ります。
4.サイダーをかけて、出来上がり!
アレンジレシピ「タピオカココナッツミルク白玉」!
ココナッツミルクに白玉団子と
タピオカや果物を入れたデザートです!
□材料(2人分)
ココナッツミルク:100㏄
牛乳:75㏄
砂糖:大さじ4
白玉団子
白玉粉:約100g
水:適量
タピオカ:適量
マンゴーor黄桃:4分の1個
いちご:4粒
バナナ:2分の1本
□作り方
1.鍋にココナッツミルク・牛乳・砂糖を
入れ弱火で煮詰めます。
砂糖が溶けたら火を止め冷蔵庫で冷やします。
2.白玉粉に水を加え白玉団子を作り、
沸騰したお湯でゆでて水で冷やしておきます。
3.タピオカ・マンゴー・いちご・バナナを
好きなものを食べやすい大きさに切ります。
4.器にココナッツミルク・白玉団子
タピオカor果物を入れて
軽く混ぜたら出来上がり!
アレンジレシピ「すき焼き風白玉団子」!
次は甘くない白玉団子!?
おかずやおつまみにも活躍しそうな
「すき焼き風白玉団子」です。
白玉粉に上新粉がプラスします。
□材料(2人分)
白玉団子
白玉粉:約200g
上新粉:約220g
水:適量
すき焼き
みつばorネギ:適量
七味:適量
すき焼きのたれ:適量
□作り方
1.白玉粉・上新粉を混ぜ合わせ
白玉団子を作っていきます。
2.鍋で白玉団子をゆであげ、
水で冷やしておきます。
3.フライパンにすき焼きのたれと
白玉団子を入れ煮詰めます。
4.器に盛りみつばや七味を
かけて出来上がり!
京都の白玉団子の郷土料理とは!?
白玉団子ですが白い色だけではなく、
赤などの色の団子も存在し、
京都府では「いちごの白玉団子」があります。
珍しく女性に喜ばれそうなレシピです。
長崎の白玉団子の郷土料理とは!?
長崎県島原市には白玉団子の
別名である「かんざらし」が有名です。
島原市の「かんざらし」は
ミネラルを多く含む
島原の天然水で作られ、
きざらと呼ばれる中双糖とはちみつを
混ぜたシロップに入れて食べるお菓子です。
ちなみに、名前の由来は
白玉粉がもち米を
「かんざらし(寒晒と書く)」
という寒い時期に清流に漬け
沈殿を繰り返し天日で乾燥させる手法
を用いて作られることからきています。
その白玉粉ですが一説によると
戦国時代に誕生したと言われ、
米を敵から守るために
川に入れ隠したことによって、
このような手法が生まれたそうですよ。
広島の白玉団子の郷土料理とは!?
広島県と聞くと
牡蠣やお好み焼きが思い浮かびますが、
広島県には「だんご汁」
という郷土料理があります。
「だんご汁」にも白玉団子が入ります。
出産などの人生の節目はもちろん
中秋の名月に食べることが多い料理です。
他には里芋や大根、ゴボウなどが入り、
白みそを使うのが広島流だそうです。
また家、
庭によっては野菜の他にも
牡蠣も入れるところもあるそうです!
食べてみたいという方は
「だんご汁セット」というものもあります。
愛媛の白玉団子の郷土料理とは!?
愛媛県では郷土料理の「芋炊き」に
白玉団子を入れる地域があります。
こちらは里芋や干ししいたけ、
油揚げを煮る料理で白玉団子は
仕上げに入れます。
時期はこちらも秋の月見に宴会行事で
食べることが多いようです。
白玉団子は歴史が古く、
私たちが思ったよりも
奥深い存在なのですね。
今回のレシピは
団子の表面をなめらかにすることが
美味しくなる秘訣でした。
アレンジレシピも簡単なものなので、
皆さんも白玉団子づくりに
チャレンジしてくださいね。
この記事の監修者

- 調理師の免許を持っている料理、食べることが大好きな私です。皆さんから「このレシピおいしかった!こんな食べ方あるんだ!」などの暖かいコメントに喜んでいます。
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